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『もう一人でやったほうが楽』と思った時に読んでほしい、リーダーの本当の強さ

「正直に言えば、もう一人でやったほうが、ずっと楽だと思っていました。いや、むしろあいつのことなんて、もう見捨ててしまおうとすら思っていました」

仕事をしていて、そんな「行き止まり」のような感情に飲み込まれたことはありませんか?

一生懸命アドバイスをしても、返ってくるのは型通りの言い訳。良かれと思って手を差し伸べたことが、なぜか裏目に出て、こちらが鬱陶しがられる。

そんな日々が続くと、心はどんどん磨り減り、トゲトゲしくなっていきます。

「反発を受けるくらいなら、そんなネガティブな感情を向けられるくらいなら、自分で全部やってしまったほうが何倍も早い。もう、勝手にすればいい」

そんな孤独で、どこか投げやりな決断を下したくなる瞬間が、私にもありました。でも、そんな暗闇の中で私が掴み取った「自分軸」という光が、私のリーダーとしての、そして一人の女性としての生き方を180度変えてくれたのです。

今日は、葛藤の末に見つけた、私「ぽめ」なりのリーダーとしての覚悟について、じっくりとお話ししたいと思います。

1.「他人軸」という牢獄からの脱出

リーダーとして悩んでいた頃、私の心は常に「他人」に支配されていました。

「どうしてSさんは、私の言うことを聞いてくれないの?」

「どうして彼は、あんなにやる気のない態度を取るの?」

朝から晩まで、頭の中にあるのは相手への不満と、思い通りにいかない現状への苛立ちばかり。これこそが、私が陥っていた「他人軸」という牢獄でした。私の幸せや心の平安が、相手の行動一つによって左右されてしまう状態です。

しかし、必死に学びを深める中で、私はある真理にたどり着きました。

世の中の、圧倒的な成果を出しながらも穏やかに笑っているリーダーたちは、共通して**「自分軸」**で生きているということを。

「あいつも変わる必要がある。それは事実。でも、それ以上に、私自身が変わる必要がある」

相手が変わるのを待って、イライラしながら人生の貴重な時間を浪費するのは、もうやめにしよう。相手がどうであれ、まずは私の思考を変え、私の視座を高めていこう。そう決意した瞬間、背負っていた重荷がふっと軽くなるのを感じました。

ずっと一緒にいるわけではない。私が成長し、自分自身のステージを上げていけば、自ずと見える景色も、関わる人も変わっていきます。もっと素敵な人たちと、高次元で高め合える未来のために、今は「自分という資産」を磨き上げる時なのだと、腹が決まったのです。

2.心が満たされる「5つの栄養素」:自立した個の共鳴

「見捨てる」のではなく「自立」する。

相手に期待して裏切られるのを恐れるのではなく、まず自分自身の心を満たし、その溢れた余裕で相手に接する。

チームが一人ひとりの大切な居場所となり、かつ高いパフォーマンスを発揮するためには、5つの「心の栄養」を自分たちで供給し合える環境が必要です。

① 達成感 (Achievement)

人は「できた!」という実感がなければ、前を向くことができません。どんなに小さくてもいい。昨日の自分より一歩進んだという手応えを、まずは自分が自分に与え、そしてメンバーにもその種を見つけてあげる。

② 意義 (Purpose)

「この仕事が、誰の幸せに繋がっているのか」。この視点が抜けると、仕事はただの作業になり、言い訳が生まれます。目的を共有し、自分たちが社会に提供している価値を再認識すること。

③ 没頭 (Flow)

余計な不安や、人間関係のギスギスを忘れ、自分の得意なことに100%集中できる時間。リーダーの役割は、メンバーを監視することではなく、この「没頭できる環境」を守ることにあるのです。

④ 欲求の解消 (Fulfillment)

努力が正当に認められ、心も生活も守られているという実感。物理的な報酬だけでなく、「あなたが必要だ」という精神的な充足感。

⑤ 仲間 (Companionship)

そして、何より大切なのが「支え合える関係」です。

私が「青春のように輝く」と言ったわけではありませんが、それでも、辛い時に背中を預けられ、楽しい時に心の底から笑い合える関係は、人生において何物にも代えがたい財産です。

依存し合うのでもなく、見捨てるのでもない。自立した個と個が、お互いにこの栄養を交換し合えるような、そんな健全で「上質な場」を、私は作っていきたいと考えています。

3.「一点突破」という生存戦略

「あれもこれも」と問題を抱え込むと、脳のメモリはパンクしてしまいます。

今、私が自分に課しているのは、**「自分にとっての一点突破」**です。

相手のミスを数え上げたり、変えられない性格を嘆いたりするのは、エネルギーの無駄遣いです。それよりも、「今、私の前進を止めている一番のボトルネックは何か?」を見極める。

私にとってのボトルネックは、相手への不信感から生まれる「思考の濁り」でした。「どうせ無理」「私ばかり損をしている」という被害者意識。これを捨て、今、自分にできる最善の一手に全力を注ぐ。

外側の世界をコントロールしようとするのをやめ、内側の自分を整えることに集中する。自分のステージを上げ、自分を最高の状態に置くこと。それが結果として、周囲を動かし、理想の環境を引き寄せる一番の近道になると、私は確信しています。

4.「一歩を短く、サイクルを細かく」

「もっと素敵な人と出会いたい。でも、今の私の周りには……」

そうやって足踏みしてしまう時、私は自分にこう言い聞かせます。

「大きな跳躍をしようとせず、今日、目の前にある一歩を確実に踏み出すこと」

今の環境をいきなり変えることは難しくても、今日、自分自身の捉え方を少し変えることは、1秒でできます。

相手の言い訳を真に受けて腹を立てるのをやめ、自分の仕事に没頭する。自分を喜ばせるために、丁寧に淹れた岩茶の香りを味わう。

そんな小さな「マイクロステップ」を、誰に褒められるわけでもなく、淡々と積み重ねていく。その繰り返しが、私の放つエネルギー(周波数)を少しずつ変え、いつの間にか私自身のステージを押し上げていきます。その先に、かつては想像もできなかったような、本物の仲間たちとの出会いが待っているのです。

5.上質な環境こそが、自分を凛とさせる

私がこれほどまでに「環境」や「質」にこだわるのは、それが自分を大切に扱うことそのものだからです。

中学時代から痛みと付き合ってきた私にとって、心地よい椅子、体になじむ服、そして「移動する部屋」のようなアルファードの空間……それらは単なる贅沢品ではありません。

自分が自分らしく、機嫌よく、凛として立ち続けるための「投資」なのです。

リーダーが自分をすり減らしてボロボロになっていたら、誰がその人についていきたいと思うでしょうか?

自分を最高の状態に整えること。

美味しいものを食べ、上質な空気に触れ、自分を愛すること。

その余裕から生まれる言葉や行動こそが、周囲に「この人についていけば、私も変われるかもしれない」という希望を与えるのです。

6.おわりに:自分のステージを、自分で選ぶ覚悟

最後にお伝えしたいのは、「時間」という最も公平で、残酷な資産の話です。

「誰かのせい」にして、鬱陶しい感情に心を支配され、眉間にシワを寄せて過ごす1時間。

「自分の未来」のために、ワクワクしながらステージを上げる準備をし、お茶の香りに癒やされる1時間。

どちらも、二度と戻ってこない同じ60分です。

私は、もう前者の生き方には戻りません。

相手を見捨てる必要はありません。ただ、あなたが「自分の人生の主役」に戻ればいいだけです。

あなたが自分のステージを上げ続け、自分の輝きを増していけば、ふさわしくない縁は自然と離れ、本当に支え合える仲間たちが、向こうからやってきます。

完璧なリーダーを目指すのはやめましょう。

ただ、今日よりも少しだけ素敵な、自分軸を持った「ぽめ」であろうとする。

その決意だけで、世界は今日から変わり始めます。

私たちが自分のステージを上げ続けた先には、想像もできないほど美しく、温かい景色が広がっているはずです。